T/Tか、L/Cか!?
T/T Remittance:Telegraphic Transfer Remittance
電信為替送金
L/C:Letter of Credit
信用状
貿易取引の際、支払い条件として使用されるのは、上記2通りの支払い方法がほとんどだと思います。
簡単に言うと、T/Tは、銀行振込み、L/Cは手形のようなものです。
それぞれの特徴について、簡単に説明をさせていただきましょう。
T/T Remittance
電信為替送金
海外からの銀行振込と言えば分かりやすいでしょうか。
日本の企業が海外に物を売る際、小さな取引や、実績が少ない場合の取引では
ほとんど、T/T Remittance in Advance:電信為替送金による前払いのようです。
私が関わったシンガポールの商社の方が言っていたくらいなので、かなりのケースで、
前払いを要求し、前金を回収しているのでしょう。
JAPANブランドは信頼がありますから、それでも買ってくれる人は多いと思います。
また、騙される可能性も他の国に比べるとかなり低いと思います。
他の国からみたMade In JAPANは、金額が高い代わりに、リスクは低いでしょう。
とにかく、T/Tでは現金が銀行の口座に振り込まれますので、確実に現金が入ります。
現金が入ったかどうかは、口座からすぐに確認できます。
しかし、T/Tの場合には、送金手数料、経由銀行手数料、口座振替手数料等がかかります。
これらをどうするか、が、非常に重要だと思います。
送金手数料:送金時の手数料ですが、申込みの仕方によっては、受取側で負担になる場合もあります。
送金手数料は、確実に送金側にて処理してもらいましょう。
手数料としては、4,000円〜10,000円程度(送金額により、より高くなることがあります)
経由銀行手数料:受取る銀行や送金する銀行によっては、それら銀行間の取引が直接できないこともあります。
その場合、都市銀行などが間に入り、処理を行うことがあります。
その銀行でかかる費用が、経由銀行手数料です。
送金元銀行等送金先銀行が事前に分かれば、経由銀行があるかどうかが分かります。
事前に調べておくことをお勧めします。この手数料は、送金元、送金先、どちらが負担するか指定できます。
手数料としては、経由1銀行につき3,000円くらいでしょうか?(金額により、異なると思います)
口座振替手数料:送金されてきたお金を受取る為に、入金先の口座へ入金する手数料がかかります。
これも、送金時に送金元負担か、送金先負担か指定することができます。
手数料としては、1,500円〜5,000円程度だと思います。
外国とのお金のやり取りには、お金が必要です。
10,000円程度の輸出に対して、10,000円の送金しかしてもらえなかったとしたら、
経由銀行手数料と受取の時の手数料で、5,000円くらい引かれてしまう可能性があります。
これ、想定していなかったら・・・大損害ですね。
貿易取引では、下手に金額を下げることは避けましょう。
もし、金額を下げざるを得ない状況であれば、細かな手数料等まで取り決めを行い、
本体のボリュームを稼ぎ、取引金額を大きくした方が、取引に対する手数料等の割合が減るでしょう。
営業マンは、断ることを覚えなさい。
安くすることは簡単ですが、どうやって金額を下げないで売るか、が重要ですよね。
ディスカウントしなくても購入してくれる客先にディスカウントする必要はありません。
L/C Letter of Credut
信用状
これは、金額が高い時や、相手先との取引に不安がある場合に、よく用いられます。
国際的な手形のようなものです。
L/Cを使うということは、信用銀行を経由することになります。
企業が取引をしている銀行間が、取引を保障してくれる、というのがL/Cです。
もし、商品の出荷後に売り先が倒産してしまい、代金の回収が困難に見受けられる場合でも、
L/C取引であれば、L/Cに記載されている内容どおりに契約を履行していれば、銀行が代金を支払ってくれる
また、買い側でも、商品が届かない場合の保障を銀行が行ってくれますから、安心です。
それがL/Cの醍醐味です。
売り先がよく分からなくて不安がある。
もし、倒産とかで、代金の回収ができなくなったらどうしよう、と、夜も眠れない。
そんな不安をお持ちなら、L/Cでの取引がよいのではないでしょうか。
しかし、L/Cは、T/T以上に手数料がかかります。
L/C発行手数料
L/C買取手数料
L/C取立手数料
ディスクレ費用
ドキュメント費用
色々な費用がかかります。
どんな金額でも、ドキュメント代として、最低でも15,000円はかかります。
そこから、ディスクレ要求があったりしますから、慣れないうちや、修正が必要になった場合には
40,000円くらいの手数料が必要になることもしばしばあると思います。
そのため、L/Cは、少額の取引では用いられないことが一般的です。
ただ、相手先が大企業さんだったりすると、何の気なしにL/Cでやってくれ、と言ってきたりします。
その時は、L/C取扱手数料で、30,000円とかを請求するべきでしょう。
大体の場合、T/Tでいいよ、と、折れてきます。
手間はかけすぎない方が、いいですね。
詳細は、ご自身が関係されている銀行さんに聞いてみるのが一番です。
ただ、もし、都市銀行ではなくて地方銀行をお使いであれば、
都市銀行の口座を海外とのやり取りに使用することをお勧めしておきます。
手数料から、経由銀行のあり/なしに至るまで、都市銀行の方がお得だと思います。
しっかし、銀行さんは手数料ビジネス的なものが多いですね。いやはや。
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