出荷書類について〜インボイス


貿易上の出荷書類について〜Invoice・インボイス


貿易では、出荷時に多くの書類を取り扱います。
基本的な物は、次の通り

・Invoice(Shipping Invoice)
・Packing List(Packing Slip)
・Certificate of Origin
・Certificate of Quality
・Certificate of Manufacturer
・Bill of Lading(Air Way Bill)
・貨物の該非判定書類

取引書類の説明の中で、上記の名前は紹介しましたが
ここではInvoiceについて詳しく説明をいたしましょう。


・Invoice(Shipping Invoice)
日本語で言うなれば、「送り状」と言えばよろしいでしょうか。
「どこの誰からどこの誰に何を送ります」という内容が記載されたものです。
また、金額表記は必ず必要です。
どのようなものであれ、無償で送るものであれ、評価額を示す必要があります。

また、有償で送る場合は、Commercial Invoice
無償で送る場合は、No-Commercial Invoiceとする場合があります。

Commercialは、課税、No-Commercialは、非課税と勘違いされる場合もありますが、
課税される/されないとは関係ありません。
送る目的を記しただけですので、輸入税関によって、判断されます。

ビジネスで使ってよいかどうかは、その会社のスタンス等によると思いますが、
個人用途であれば、「EMS」サービスを使用すると、課税対象にならない場合が多いようです。

EMSは、日本では日本郵政が運営しています。
万国郵便連合に加盟する世界各国の郵政省や郵政庁、郵政公社がサービスを提供しています。

※EMSを使用して輸入した場合、輸入許可証などの書類が発行されません。


Invoiceを元にして、輸出通関、輸入通関が行われます。
そのため、Invoiceにウソ・偽りがあった場合は、虚偽の申告となり、罰せられる場合があります。

例えば、販売金額10,000円のものを、Invoice上では1,000円と表記し、
輸入側の関税を低く抑える策を講じた場合などです。

客先から、このような要望などが来る場合がありますが、丁重に断るべきだと思います。
まぁ、そんな話が来るのは、お国柄による場合が多いでしょうから、問題になることも少ないでしょうが。。。
そのような場合、国も、見過ごしている場合が多いかもしれませんが、
逆に、ある日突然、態度を変えてくるのが、お上です。

もし、今、そのような不正行為を行っている場合は、すぐに改めた方がいいと思います。


さて、Invoiceに記載するべき事項について、箇条書きにしてみましょう。

・ヘッダーに、輸出申告者(送り主)
・送り先(Ship To)、荷受人(Consignee)など
・日付、参照Number、PO Number、書類Numberなど
・Description、Amount、Unit Price、Sub Total Price
・取引条件:インコタームズ上の
・HSコード(場合によっては)
・発送地、仕向地(例えば、Narita Japan → Jakarta Indonesia)
・品物の個数(Package Number)
・This invoice is for custom clearance purpose. という感じの記述
・受取人が希望する情報(免税Number、何らかの固定Numberなど)

このようなところでしょうか。

取引条件はインコタームズを用いて記載することが望ましいと思います。
ちなみに、税関申告は、FOB金額がベースになっているそうです。
INVOICEにFOB価格が記入されていればそのまま申告され、
そうでない場合は、乙中さんが適当に算数した数字で申告されることが多いようです。
ただし、乙中さんによっては、FOB価格を聞いてくることもあると思います。

Invoiceは、非常に重要な書類です。
船便であれば、間違いを訂正することも可能ですが、航空便や国際宅配便では
Invoiceを差し替えることはできないでしょう。

ダブル・トリプルチェックをして、適切なINVOICEを提出するように努めましょう。

では、出荷書類2に続きます。


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